ただの突き指と違うよ!指が伸びないマレットフィンガー体験談

この記事は約 8 分で読めます。

マレットフィンガーという、ただの突き指ではない突き指をご存知でしょうか?

私は2016年の5月頃、実際にマレットフィンガーという指がまっすぐ伸びない恐ろしい突き指を体験しました。

マレットフィンガーだから全力でも伸びません。

ねぇ、面白いでしょ。

中指をまっすぐ伸ばそうとしてるのに、第一関節から先がまったく伸びません(笑

それまでこんな突き指があることを知らなかったため、当初やばいくらい不安になりました。

この記事を読みに来たあなたもマレットフィンガー状態で指がまっすぐ伸びなくてお困りのはず!

今回はそんな将来を不安にさせる恐ろしい突き指、マレットフィンガーについての体験談をシェアして、あなたの不安を少しでも解消したいと思います。

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マレットフィンガーの症状

マレットフィンガーの症状を説明する前に、私がどのような経緯でマレットフィンガーになったのかを説明させてください。

あれは3歳と7歳の娘二人を近所の公園で遊ばしてる時でした。

近所に住んでいる小学4年生の男の子が公園に来て、なりゆきでドッチボールをすることになりました。

小学4年生の男の子にとって小学1年生の女の子ではドッチボールの相手として物足りません。だから私も参加することにしたのです。

正直、今思うと小学4年生をナメテマシタ。

大した玉は投げれないだろうと、1メートルくらいの至近距離から投げられたボールを胸で受け止めようとはせず、両方の手のひらだけで掴もうとしたのが間違いでした。

はい、経緯の説明終わり。

これが原因でマレットフィンガー状態になりました。

ちなみにドッチボールは最後までやりました。

指がおかしな状態になっていることは公園からの帰宅後に気づきました。

マレットフィンガーの痛み

傷害発生時は普通の突き指くらいの痛みがありましたが、その後普通にドッチボールを続けられていたので、そこまで痛いということはありません。

通常の突き指なら時間の経過とともに指が腫れたりして、痛みが増すこともありますが、マレットフィンガーの場合は、腫れたり痛みが強くなったりすることは一切ありませんでした。

ぶっちゃけ自分がマレットフィンガー状態であることを忘れてしまう程です。

しかし!

不意に指が何かにぶつかったりした時、結構な痛みがほとばしります。

例えるなら、家の中で障害物を最短距離で迂回しようとした際に、足の小指をピンポイントでぶつけたときのような痛みです。悶絶です。

痛み以外の問題点

横から見たマレットフィンガー状態の中指

理想通りにいかないのが現実。

マレットフィンガーになったことで、痛み以外にも多くの問題が発生しました。

  • ポケットに手をしまおうとすると引っかかって、うまく入らない。
  • キーボードを上手に操作できない。
  • 頭が上手に洗えない。
  • 体も上手に洗えない。
  • トイレで尻は右手で拭ける。
  • トイレでチャックを閉めるのに手こずる。

一つ問題ではないことも含めてみましたが、気づいたあなたは IQ120 くらいありますね。

特に「キーボードを上手に操作できない。」が致命的でした。

私はIT系のお仕事をしているため、パソコンが使えないと話になりません。

まぁなんとか頑張りました。

私は右利きですが、信頼する後輩に

「利き手と逆でマウスを操作すると脳が活性化する。」

という話を聞いてから、ずっと左手でマウスを操作していました。かれこれ3年間くらいですね。

さすがにこのときは、マウスを右手で操作するようにしました。

仕事場では私が左利きだと騙されている方が多かったため、器用なやつだと印象付けることができたのは不幸中の幸いなのかもしれません。

最初に整形外科の病院

流石にこのまま放っておくのはリスクが高かったので近所で人気のある整形外科に行くことにしました。

ここの病院はお昼のTVにたまに出るような有名な医院長がいる評判の病院です。

初診の内容

診察を軽く受けてレントゲンを撮ってもらった結果、マレットフィンガーと診断されました。

マレットフィンガーは症状によってタイプが分かれます。

  • 腱性マレットフィンガー:指を伸ばすスジ(腱)が切れた状態です。
  • 骨性マレットフィンガー:スジ(腱)がついている骨の一部が折れた状態です。

私の場合はスジが切れた「腱性マレットフィンガー」でした。

スジ(腱)と骨の状況について、もっと具体的に知りたい方はこちらの「公益社団法人 日本整形外科学会」のページをご覧ください。分かりやすい絵と共に簡潔に解説されているので理解しやすいです。

指の第1関節が木槌のように曲がった状態になるのでマレット変形と呼ばれます。マレット変形のなかには伸ばす腱である伸筋腱が伸びたために生じるものと第1関節内の骨折が生じて起こるものがあります。

治療の方針

とりあえず指を伸ばした状態で固定すれば、時間が経てば直るとのこと。

ただし、以前と同様の状態(指が反るほど真っすぐ伸びる)に直るかは分からないと言われました。

直るか直らないのかよく分からない説明だったため、すごいモヤモヤしました。

失礼な話、担当の先生はとてもご高齢でして、とっても親切な方だったのですが

「昔は治療法がなかったから、みんな放置していて指が曲がったままの人が多くいた。」

「完璧に元通りになるかどうかは、スジの切れ方による。運が悪いと手首くらいまでスジが引っ込んじゃうから手術が必要。」

などと不安を煽るような事をおっしゃるので、心底不安になりました。

お医者様は患者の精神もケアする話術も必要なのかもしれません。ですが適当に「直るよ!」みたいな事を言われても、それはそれで信頼性に欠けるのでどっちが良いのかは判断が難しいところですね。

補正用の装具

指を伸ばしたまま固定するには専用の装具が必要になります。

これは指のサイズを正確に測りオーダーメイドする必要があるため、すぐには用意できません。大体1週間くらいかかります。

応急処置の装具

装具が用意できるまでは、このような応急処置的な器具で凌ぎます。

金属の部分は柔らかい素材でできており、先生が手で曲げて私の指に合うように調整してくれました。

それから一週間後、オーダーメイドの装具が完成しました。

マレットフィンガー用のオーダーメイド装具

指に密着する部分は陶器のような素材でできています。

上から見た装具を装着した指

実際にマレットフィンガー用の専用装具を装着して上から見るとこんな感じです。

横から見た装具を装着した指

横から見るとこんな感じ。

装具は職人が手掛けるオーダーメイドだけあって結構なお値段です。

申請すれば保険が効きますから必ず申請するようにしましょう。

初診から2ヵ月経過

もうちょいでマレットフィンガーから完治しそうな指

指の固定を始めてから2ヵ月くらい経過、大分良くなってきましたが、まだまだ元通りになる気配はありません。

むしろ、これ以上良くなることはないんじゃないのか?と疑ってしまう感じです。

担当の先生に、その不安を伝えてみたところ

これ以上良くなるかは分からない。不安なら専門の病院に行った方が良い。

と手を専門に扱う病院を紹介してもらいました。

実際問題、この微妙に曲がった指だとキーボードの操作ミスが多発し困っていたため、紹介してもらった専門の病院に変更することに決心しました。

手の専門医に病院を変更

専門の病院に変えましたが、結局のところ治療方法は全く同じでした。

最初に通っていた整形外科の病院でやってもらっていた治療方法で全く問題ないとのこと。

ただし、担当の先生による説明の説得力が全然違います。

これは今まで治療してきた患者の数による差なのでしょう。

あと3か月くらいしたら元通りに直ります。

とはっきり言ってくれました。

この言葉を聞いて、ようやく不安な気持ちを払拭できました。

病院を切り替えて一番よかったのは、この安心感の獲得です。

私は尿路結石も何回か経験しており、いくつかの病院で診察を受けた経緯があるのですが、病院によって説明が毎回変わります。

色々検査した挙句、原因の特定ができないケースも多々あります。

あなたがもし通っている病院で不安になる説明をされたり、診断の結果に疑いを持っている場合病院を変更することをオススメします。

安心感を得る事には、それだけの価値があると思います。

装具固定用のおすすめテープ

毎日装具を指にはめておく必要があるため、常時テープを巻いておくことになります。

私は皮膚が弱いので結構かぶれてしまい痒かったり痛かったりでしんどかったです。

そのことについて病院の先生に相談したところ、こちらのテープを紹介して貰いました。

Amazonで探したら10個入りのものしか見つかりませんでしたが、私は病院内で1個200円くらいで購入しました。

身近にこのテープを欲しがっている人が9人くらいいたら、10個入りを買うのもありですが、普通そんな状況はないと思いますので、病院で購入した方が良いと思います(笑

このテープのすごいところは、ベトベトしてないところです。セロハンテープのような粘着性が全くありません。

「じゃあどうやってくっつけるのさ!(怒」

って思いますよね?

なんと、テープ同士を重ねて、ちょっと圧力をかけるとくっつくのです。

だから肌がかぶれないんですね。納得です。

ただ、強く巻きすぎると肌に網目状の痕がつくので注意してください。私は指をティッシュでくるんで、その上から巻くというテクニックを使って凌いでました。

ナイステープ

まだこれだけ余ってるので、もう 1回くらいマレットフィンガーになってもテープは購入しないで済みそうです。

通院完了までの期間と診察内容

通院していた期間は2つの病院を合わせて、トータル5ヵ月間くらいです。

大体2週間に1回のペースで病院に通っていました。

診察の内容は、毎回レントゲンを撮って、その写真を元に指の状態を説明してもらう感じです。

現在の状況

事故発生から10ヵ月(通院しなくなってから5ヵ月)くらい経過しました。

マレットフィンガーから完全復活!

現在はこのように、元通りな状態に回復しました。

まるで20代の朝立ちのようにピンと反り返っています。

とても満足です。

まとめ

要点をまとめます。

  • マレットフィンガーとは、特殊な突き指のこと。
  • スジが切れるケースとスジがついている骨の一部が折れるケースがある。
  • 小学4年生の投げるボールは侮れない。
  • 利き手と逆でマウスを操作すると脳が活性化するらしい。
  • 完治するには5ヵ月~10ヵ月くらいかかる。
  • 装具を固定するテープにはこだわった方が良い。

くれぐれも小学生とドッチボールをやる場合、真剣に取り組んでください。

でないと私のように無駄に消耗することになります。

以上、『ただの突き指と違うよ!指が伸びないマレットフィンガー』について体験談でした!

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会社員Shira
IT系の会社員。1978年生まれ。個人開発でAndroidのアプリをリリース、総ダウンロード数は70万くらい。36歳で初めての転職、未経験のweb業界で日々悪戦苦闘してます。
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