アプリ開発で稼ぐのは楽じゃない!初めてリリースしたアプリについて語る

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常に前を向いて歩くことは素敵です。

でも、たまには過去を振り返る事も大事でしょう。

これは私が三十路を過ぎた頃。

努力すれば夢は叶うと考えていた若かりし日のお話です。

初めてリリースしたアプリの開発秘話

私は2012年の5月からAndroidのアプリを個人開発するようになりました。

ホットくんが仲間になりたそうにこちらを見ている

当時、スマホが流行り始めてアプリ開発で個人が一発狙える時期でした。

毎日終電で帰宅するようなハードなプロジェクトが納期を迎え、やっと迎えた区切りの良いタイミング。

本来ならば次のプロジェクトに参画し、また馬車馬のように働く流れなのですが、どうしても試してみたい事がありました。

初めての休職願い

私は当時勤めていた会社の部長に

「会社を一ヵ月休職させて欲しい。」

「その期間を使って素晴らしいスマホアプリを開発してリリースしたい。」

というお願いをしました。

当時はAndroidアプリの開発ができる技術者は少なく、スマホアプリの案件も沢山ある状況でした。

そこらへんも考慮して私がAndroidのアプリをリリースすることは会社にとってもメリットがある!と一生懸命に懇願しました。

普通の会社ならこんな要望を許可することは難しいと思いますが、とても理解がある部長だったので承諾してくれました。

そこから一ヵ月間、自宅でAndroidのアプリ開発を行いました。

当時の私は、なんとなくカジュアルゲームがいいんじゃないか。

そう、昔流行ったタマゴッチみたいので一発狙おう。

という安易な発想でアプリ開発をスタートさせました。

戦略もない自由な発想

その頃、2歳の娘が床に落ちているホコリを『フワフワ』と呼んで集めるようになりました。

それを見た私はアプリの名前は『FUWA FUWA』だ!それ以外考えられない。

と安易な発想でアプリ名を決めました。

アプリ開発はAndroidかiosの二択でしたが、MACを持っていなかったので当然のようにAndroidに決めました。

開発環境は無料の Eclipse (Pleiades All in One) に Android SDK を組み合わせたものです。

Android開発についての技術書は買わず、ネットにある情報で開発の仕方を覚え、ゴリゴリ設計なしに実装していきます。

私は業務で Java言語 の開発は経験したことがないのですが、何とか動くものは作れました。

何とかなりましたが、自分の書いたソースが人に見せられるレベルなのか不安でしょうがありません。

そんな気持ちもあって、2年後くらいにこの本を買いました。

私は技術書をあまり買いません。基本的に情報は全てネットから得られると思っています。

そんな私ですが、この本はとても勉強になりました。

読んだことがない人には是非オススメしたいです。

おかげでこの当時書いたソースは人に見せるのは恥ずかしいレベルだということが理解できました(笑

でも恥ずかしいとか恥ずかしくないとか、そんなのアプリで稼ぐためには大事なことではありません!

大事なのは戦略です。昔と違って、今ではアプリで稼ぐ戦略も考えてますよ!

そしてアプリが完成!!

予定通り、アプリを完成させました。

FUWA FUWAのタイトル画面キャプチャー
タイトル画面です。

選べるメニューは以下の3つ。

  • Hunting
  • Collection
  • Watch

もちろん海外展開も視野に入れていたため、英語で作っています。

FUWA FUWAの写真を撮る画面キャプチャー
Hunting(狩り)画面です。

カメラ機能を搭載させました。

このアプリでは写真を撮ることで狩りを行い、対象物の魂を一部抜き取ります。

FUWA FUWAのステータス確認画面キャプチャー
Collection(収集)画面です。

抜き取った魂によって、謎の生命体『FUWA FUWA』が自動生成されます。

写真を撮るときに『FUWA FUWA』の形を〇、△、□から選択することが可能です!

また極稀に「Super Shot」が発生し、スーパー『FUWA FUWA』が誕生する場合があります。

音声で「スーパーショッ!」と流れます。こういうこだわりは大事ですよね。

ダイニングをFUWA FUWAが駆け巡る画面キャプチャー
Watch(鑑賞)画面です。

この背景は、自宅の床です。ごみ箱も自宅にあったものです。

生成された『FUWA FUWA』は元気に走り回ります!

スーパー『FUWA FUWA』の機動力は半端ないです。

また、気に入らない『FUWA FUWA』はゴミ箱に捨てることが可能です。

捨てられる際は、洗濯されるようにクルクル回るようなアニメーションをします。

このアニメーション処理に結構時間をかけた記憶があります。。。

モグラたたきの画像
なんと『FUWA FUWA』を使ってモグラ叩きのようなものをすることができます!

いくつになっても遊び心を忘れません!

スーパー『FUWA FUWA』のピストン力は半端ないです。

初めてのGooglePlayへのリリース

一通り完成したので、嫁と2歳の娘にPlayしてもらいました。

どういうわけか、良いリアクションは貰えなかった。

「まぁ、しょうがない。」

これはシュールなゲームだから人を選ぶのだ。

分かる人には分かるはず。

という気持ちでリリースしました。

初めてリリースしたアプリの総ダウンロード数

そして月日は流れ

現在、この『FUWA FUWA』は Google Play から消え去りました。

その間トータルでダウンロード数は50くらい。

内、フィリピンの方が20人くらいでした。

これは間違いなく不発です。

ありがとうございました。

ちなみに初めてリリースしたアプリは不発に終わりましたが、その後いくつかのアプリをリリースして、そこそこのダウンロード数を稼いでいます。

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以上、『アプリ開発で稼ぐのは楽じゃない!初めてリリースしたアプリについて語る』でした。

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会社員Shira
IT系の会社員。1978年生まれ。個人開発でAndroidのアプリをリリース、総ダウンロード数は100万くらい。36歳で初めての転職、未経験のweb業界にもちょっと慣れてきました。

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